ワンちゃん(犬) 2021.07.27

犬が寂しいときの行動や分離不安について

犬が寂しいときの行動や分離不安について

「外出をするたびに愛犬が部屋を荒らしてしまう…」
「うちの愛犬はもしかすると寂しがりやなのかな…」
犬も人間と同じようにそれぞれ違う性格を持ち、もともと寂しがりやであったり、分離不安症に発展してしまう犬も少なくありません。今回は、犬が寂しいときの行動や分離不安症をテーマにお届けしていきます。

分離不安症とは

飼い主と離れることで精神的・肉体的不調が起こり、ストレスが原因で問題行動をとることを分離不安症と呼びます。例えば、飼い主さんが外出している間に、部屋をごちゃごちゃにしてしまったり…、留守にしている間に普段しない場所でオシッコしてしまったり…、といった行動が該当します。

<分離不安の例>
・飼い主の不在時に下痢や嘔吐、食欲の低下がみられる
・外出後に無駄吠えを続ける
・足やしっぽを噛んでしまう
・飼い主がトイレやお風呂など姿が見えなくなるとパニックになり吠えたりする
・不在時に部屋を荒らしてしまう 等

分離不安症の原因について

分離不安症の原因としては、過去の経験が影響していることがあります。
例えば、長時間留守番をする機会が多かった、飼い主が数日間帰ってこないことがあり、空腹感を味わった、世話をされずに育ってしまったなどです。また、引っ越しをしたり家庭の事情が変わり、家族が不在がちになった…といった生活環境の変化も挙げられます。

分離不安症の対処法

留守場の際にひとりであっても遊べるようにおもちゃを置いてあげたり、寂しくならない環境を整えるためにテレビやラジオをつけておくのがよいでしょう。また、飼い主と離れることに慣れさせるために、数十秒間犬をひとりにさせるのを繰り返し、留守番ができるようにするのも一つの手です。
注意点としては、分離不安症により物を壊すなどの問題行動をとってしまってもきつく叱らないことです。問題行動は分離不安からきているため、きついしつけをせずに淡々と後処理をするようにしましょう。

犬が寂しいときの行動

犬が寂しいときの行動としては、
・クンクンと鼻を鳴らすような鳴き声を出す
・上目遣いで見てくる
・自分の前足をずっと舐める
・悪戯をする
・足もとについて回る
などが挙げられます。不安な気持ちがどんどん強くなり、自分でコントロールできなくなると分離不安となります。

寂しがっている犬にはどう対処する?

愛犬の好きなおもちゃを見つけてあげ、それを与えるようにしましょう。それぞれ好きになるおもちゃは違いますから、さまざまなおもちゃを与えて夢中になれるものを見つけてあげましょう。また、犬自身が落ち着いて過ごすことができるスペースを用意してあげましょう。ケージの中に犬用クッションを置いてあげたり、留守番中にそこに好きなおもちゃを入れてあげると良いでしょう。

まとめ

犬が寂しいときは、どのような犬も似たような行動をとります。また、分離不安症かなと思えば過去に寂しい思いをさせてしまった経験はないか?などを振り返りながら愛情を持って接してあげましょう。ただし、過保護にしすぎるとそれはそれで逆効果になったりしますので、バランスを取りながら生活ができるといいですね。

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