愛犬が爪切りを嫌がる理由と対応策についてNEW
愛犬の爪切りに苦労している飼い主は少なくありません。爪を切ろうとすると暴れたり、吠えたり、隠れたりしてしまう――そんな経験を持つ人も多いでしょう。実は、爪切りを嫌がるのは単なる「わがまま」ではなく、犬にとって自然な反応です。
爪切りは「音」「振動」「痛み」「拘束感」といった複数のストレス要素を伴うため、慣れないうちは恐怖を感じてしまうのです。今回は愛犬が爪切りを嫌がる理由と、少しずつ慣らしていくための具体的な対策を詳しく解説します。
なぜ愛犬は爪切りを嫌がるのか
犬が爪切りを嫌がる理由はいくつかあります。最も多いのは、過去に痛い思いをした経験です。犬の爪の内部には血管と神経が通っており、これを誤って切ってしまうと激しい痛みと出血を伴います。その経験がトラウマとして残り、「爪切り=痛い」と学習してしまうのです。
また、爪切りの音や振動に敏感な犬もいます。金属音や爪が切れる感覚に驚いて、恐怖心を抱くケースです。特に聴覚が優れている犬にとって、カチッという音は強い刺激になります。
さらに、拘束されること自体が苦手な犬も少なくありません。脚や体を押さえつけられることで「逃げられない」と感じ、パニックを起こすことがあります。
自宅で少しずつ慣らすためのステップ
愛犬が爪切りを怖がる場合、焦らず「慣らす」ことが何より大切です。いきなり切ろうとするのではなく、爪切りに対するイメージを少しずつ変えていく必要があります。まずは、爪切りの道具を見せることから始めましょう。愛犬の前で爪切りを見せ、何もせずにおやつを与えます。これを数日繰り返すことで、「爪切りを見る=嫌なことが起きない」と学習します。
次に、足先に触れる練習を行います。犬の足先は非常に敏感な部位であり、触られるのを嫌がる犬も多いものです。日常的に軽くマッサージをしたり、触った後におやつをあげたりして、触られることへの抵抗感を減らしていきます。その後、爪切りの音に慣らす段階に移ります。爪を切るふりをしながら音だけを出して、おやつを与える方法です。この「音とご褒美」をセットにすることで、恐怖の記憶を上書きしていけます。
最後に、一度に全て切ろうとしないことも重要です。1回に1本だけでも構いません。成功体験を積み重ねることで、少しずつ自信をつけていけるでしょう。
どうしても難しい場合はプロの力を借りる
どんなに慣らしても、極度に怖がる愛犬もいます。その場合は無理に自宅で行わず、トリマーや動物病院のスタッフにお願いするのが安全です。プロのトリマーは、犬の性格や反応を見ながらスピーディーかつ安全に爪切りを行います。嫌がる動きに合わせて体を支える技術も持っているため、事故のリスクが大幅に減ります。
まとめ:愛犬が爪切りを嫌がる理由と対応策について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・爪切りを嫌がるのは、痛み・音・拘束への恐怖が主な原因
・まずは爪切りの道具や音に慣らす練習から始める
・無理な場合はトリマーや動物病院に依頼する
愛犬が爪切りを嫌がるのは、恐怖や不安を感じている証拠です。大切なのは「我慢させる」ことではなく、「安心させる」こと。信頼関係を土台に、少しずつ慣らしていくことで、爪切りの時間が穏やかに変わっていきます。
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