愛猫がボケてしまった…?猫の認知症症状について知っておくべきこと
「もしかするとうちの猫はボケてしまったのかしら…」
「猫が認知症になったらどうすればいいんだろう…」
猫も人間と同じように認知症になることがありますが、猫の認知症についてわからないことが多いのではないでしょうか?今回は猫の認知症について知っておくべきことをテーマにお届けしていきます。
猫の認知症を疑う行動について
猫の認知症を疑う行動としては、以下のようなものが挙げられます。
・トイレを失敗するようになってきた
・夜泣きや無駄泣きをするようになってきた
・攻撃的になるなど性格が変わった
・家中を徘徊するようになる
・ごはんを食べてもすぐに欲しがるようになった
・これまで遊んでいたおもちゃなどに興味を示さなくなった
このように、これまでと違う状態になると感じれば認知症の疑いがあります。上記複数が該当すれば、その可能性は高くなります。
認知症かもしれないと思ったら
認知症かもしれないと思えば病院に診てもらうことが大切ですが、場合によっては認知症ではない別の病気が隠れている可能性もあります。例えば、トイレの失敗は膀胱炎である可能性がありますし、無駄泣き、夜泣きは脳腫瘍が原因となっている場合もあります。一般の方がそれらを自己判別することは難しいですので、やはり専門医に診てもらうことが一番でしょう。
猫の認知症は、高齢猫にあらわれている症状を複合的に判断し、他の病気がその症状に該当しないとなった場合に認知症という結論にたどりつきます。
認知症の対処について
認知症の対処をする上で大切なのは、あらわれている症状に対して何をしてあげられるかを考えることです。例えば、トイレを失敗してしまうようであれば、トイレの場所を複数個所設置してあげたり、ソワソワすればトイレに連れていってあげるといった対処が必要でしょう。また、食事に関しては自動給餌器を利用するという手もあるかと思います。加齢とともに衰えというのは間違いなくやってきますので、認知症に限らず老猫になればサポートをしてあげる、という気持ちを持つことが大切です。認知症で手がかかってしまっても、愛猫が過ごしやすいように工夫しながら暮らせると良いですね。
認知症と向き合っていく
認知症は人間と同様に完全に治せる病気ではありませんので、それと付き合っていく必要があります。これまで以上に猫の行動をしっかりと見てあげ、栄養ある食事を与えることをおすすめします。獣医師から認知症の診断を受ければ、食事内容の注意点や環境改善の指導がありますので、参考にして役立てると良いでしょう。
まとめ
猫も歳を重ねればこれまでできた事ができなくなってしまうこともあります。認知症に気づけば、はじめは戸惑うことでしょう。ただし、時が経てば介護も慣れてきますので、これまでの思い出とともに愛情を持って接してあげましょう。
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