ねこちゃん(猫) 2019.04.23

キャットフードの総合栄養食とは?

猫の食事も、人間と同じように、栄養のバランスのとれたものを与え、健康で、長生きして欲しいですね。そのために、どのような食事を与えたら良いか、考えてみましょう。

猫に与える食事について

猫は、高タンパク・高脂質の肉食系の食事から栄養をとります。

猫の食事として与えられている市販のキャットフードには、「総合栄養食」、「一般食」、「副食」、「おやつ(間食)」などいくつか種類があります。

この違いをご存知でしょうか? 人間の都合で、キャットフードの選択を誤ったり、与え方を間違えてしまうと健康を損ねてしまうかもしれません。 キャットフードの中でも、主食とするのが、「総合栄養食」です。 総合栄養食として記載できるフードは、犬、又は猫の毎日の主要な食事として給与することを目的とし、総合栄養食と水だけで、指定された成長段階における健康を維持できる、栄養素的にバランスのとれた商品をいいます。

総合栄養食の記載できるキャットフードとは


総合栄養食として記載できるフードは、ペットフード公正取引協議会がAAFCOに準拠して定めた栄養基準を、分析試験もしくは給与試験によってクリアしたものです。

AFFCOとは、全米飼料検査官協会(Association of American Feed Control Official)の略称で、ペットフード業界とは独立した公的な検査機関です。ペットフードの栄養基準、ラベル表示などに関するガイドラインを設定しています。 日本の「ペットフード公正取引協議会」の規約でも、AAFCOの栄養基準を採用しています。

総合栄養食の基準をクリアしたキャットフードのパッケージには記載がありますのでチェックしてみてください。

栄養素について

人やペットなど、生物の体は炭水化物やタンパク質、脂質などの栄養素で構成されています。 その栄養素を作るのに必要な元素として、酸素、炭素、水素、窒素の4種あり、全体の9割以上を占めます。 さらに、この4つ以外の元素で、ミネラル(無機質)と総称される元素があります。カルシウム、ナトリウム、リン、カリウム、およびマグネシウムなどがあります。微量でも、体を構成する材料そのもので、体のバランスを調整して機能を保つためにも欠くことのできない栄養素なのです。

これらの栄養素の必要量は、生物によって異なります。 なので、もちろん猫と、人間とでは栄養素の必要量も異なります。摂取する形状形態や組み合わせ、さらにはビタミンなどとのバランスが取れていないと、せっかく摂取しても消化・吸収できないことも起きてしまうのです。

まとめ

必要栄養素を知りたい方は、猫にとってどの栄養素がどのくらい必要かという栄養要求量を、最新の栄養学の研究成果などに合わせて提示し続けているAAFCOなどの機関の表記を参考にすると良いでしょう。

このAAFCOの基準を採用している、ペットフード公正取引協議会の基準を満たしたペットフードにのみ「総合栄養食」と称することができるようになっていますので、ぜひ、大切な愛猫のために、安心で安全な食事を与えてあげてください。

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